旧国歌
ニコフレチノちゃんのうた
チノちゃんが、やってくる
日の出と一緒にやってくる
朝を告げるためやってくる
彼女は無慈悲にやってくる
深夜の民は彼女に恐れ慄き
朝の到来を前に悲痛に叫ぶ
「朝ですよ」「朝ですね」
「外を見て下さい朝です」
チノちゃんが、やってくる
夜明けと一緒にやってくる
朝が来たことを告げに来る
彼女に血も涙も慈悲も無い
彼女は無慈悲な早朝の女王
深夜の民を睡眠に追い込む
深夜の民を絶望に追いやる
深夜の民を朝日に晒け出す
深夜の民はこうして消える
罪深き闇夜を渇望しながら
チノちゃんが、やってくる
早朝に珈琲を淹れてくれる
チノちゃんは愛されている
あいも変わらず美味しいね
チノちゃん嗚呼チノちゃん
今日もおはようございます