ウミガメ
現在西暦80XX年 地上にはアメーバ系生物と人間しか存在していなかった. ある少年はアメーバの動きを真似することで海を泳ごうとしたがもちろん失敗,そこで奇跡的に生き残ったウミガメを発見したのだ...彼は驚いた手足を動かすことで泳ぐという発想は完全に盲点だったからだ.両手を動かし水中を進むとみるみるうちに前に進む.偉大な発見だと言われ彼は尊敬され崇められたのである.しかし時代はアメーバ系生物しか生き残っていない時代.どのような環境の変化が起きてもおかしくなかったのだ.彼が学者として崇められて数か月強烈な日光が照らし続ける日が続きはじめた,どうやらこの星の太陽のエネルギーを抑えるシステムが崩壊を始めたらしい.ここももう終わりか,多くの人が思い移住の準備を始めた.しかし彼は違った,私はあのウミガメに感謝の気持ちを伝えなければならない.これは使命なのだ.
そして彼以外のすべての生き残った人類は星を立った.
太陽はみるみるうちに地上を乾かし残った海は消滅してゆくなか彼は乾いた海に見覚えのある甲羅を見つけたのだ,彼は甲羅に入る生き物に乾ききった体を添えて聞こえなくとも届く声をだし目を閉じた
完璧よりも進歩を